天に添って 上から下へさらさらと流れる水のように生きよう
定本「老子道徳経」の読み方 早島天來編より 人生を最高に生きる老子の言葉 第二十三回
★家庭でも仕事でも水になろう
さあ、では私たち人間が、どのようにして、この忙しい喧噪の社会の中で、水になれば良いのでしょう。そして、どのように行動すれば、それが天地自然に沿った、健康な元気な生き方となり、幸せへの道となるのでしょうか?
その最も簡単な答えは、まずは受け入れることから始めることなのです。相手の意見や考えを、まず「そうですか」と受けいれることです。水はどんな形の器にも、そのまますっと流れ込みます。何かと対立することがありません。
ところが私たち人間は、特におとなになると、なかなかそれが出来ません。家族の言うことでも、仕事場でも、そのまま受けいれたら負けになると、どこかで思っているのです。 ところが、まず受けいれるということは、負けではないのです。まず、そのまま「はい、そうですか」と受けいれることで、相手はふっと気が和みます。そこから本当の対話が始まるのです。
今日から実践してみませんか。雄大な天地自然の姿に学び、水に学ぶことで、きっとあなたの人生は、より豊かに幸せへの扉を開けることでしょう。
- 1
- 2